国際関係学とは国際社会や情勢などの様々な問題に対して議論し、問題解決のための方法などを考え研究をする学問です。国家の関係性や地域の政治なども加味して考えることが必要で、異なる文化に対しても研究し学びます。
国際関係学ではどのようなことを勉強するの?
アメリカの大学では、世界の問題を幅広く捉え、国際的な諸問題の解決や国の安全・安定を考える学問として設置されています。また、アメリカの大学では座学数が豊富で、アーカンソー大学では歴史学だけでも180講座もあります(2023-24年のアーカンソー大学の歴史学のクラス数を参照)。これらの講座を全て受けることになるわけではありませんが、選択肢が豊富なことで自分が好きな講座などを選べることは学生にとってもプラスになるでしょう。
アメリカという環境で学ぶことのメリット
アメリカの大学には中国、インド、カナダ、中東、アフリカなどたくさんの国や地域から留学生が集まります。移民の国と言われるアメリカならではの環境です。国際関係学を学ぶ上で、様々なバックグラウンドを持った学生と議論し、考え方を共有することは学問を深く学ぶ上で必要になってくるでしょう。
英語という共通の言語で国際関係学について思う存分議論できるので、学生にとって貴重な体験になるでしょう。
国際関係学を学んだ学生の卒業進路
国際関係学を卒業した学生の進路は多岐にわたります。大学院に進学をして更に詳しく学ぶ学生もいれば、大学を卒業して就職をする学生など様々です。
NCN米国大学機構はアメリカの大学に留学をしたいと考える高校生や大学生、社会人の留学支援活動を行う組織です。そんなNCN米国大学機構の国際関係学・地域研究学を解説しているページでは下記のような進路が紹介されていました。
- テレビ局報道部門で勤務後、大学院に進学、その後国連職員(国際公務員)
- 公務員試験を受験して国家公務員
- 大学院卒業後、国際問題のシンクタンク(研究機関)
- 政府系金融機関(日本銀行、政策金融公庫など)
- 民間部門からの国際貢献を目指して商社や都市銀行
- 国際的な仕事を求めて外資系企業や日本の大手企業 etc.
参照元:NCN米国大学機構 国際関係学・地域研究学|専攻解説
アメリカの大学の国際関係学では様々な国や地域から来た留学生たちと学べる絶好の機会です。大学の特徴や雰囲気を見ながら、気に入った大学で国際関係学を学んでみてはいかがでしょうか。
以上、アメリカで学ぶ、国際関係学の紹介でした。